■Program BUCKLE1.FORの紹介■
BUCKLE1.FORは、BUCKLE.FORよりかなり賢くなっています。
BUCKLE.FORでは作成されるマトリックスはフル(NxN)でしたがBUCKLE1.FORでは Nx3 になっています。
下図をご覧下さい。
左の Matrixを 右図の様に 変形する。 =======> |
つまり、連立方程式の解法で学習したTri-Diagonal Matrix を使っているからです。
Tri-Diagonal Matrixを使えるようにするためにSubroutine MATRIX, FORM, SYSTEM が改良されていますので、
それらのSubroutinesを注意深く観察して下さい。
■Program BUCKLE1A.FORの紹介■
このプログラムは、もっと賢くなっています。連立方程式のマトリックスが対称だと下図に示す様に
Tri-Diagonal Matrixを更にコンパクトにすることが出来ます。
対称Matrix だと 第1列が不要 =======> |
つまり対称Tri-Diagonal Matrix の活用です。
詳しくは連立方程式の解法をご覧下さい。
物事は、どこかが簡単になると、別の場所が複雑になります。Subroutine MATRIX, FORM, SYSTEM がかなり複雑になっています。
この時点でロジックをしっかりと理解しておいて下さい。
2次元微分方程式のFEMのプログラムでは、もっと複雑になりますからね。