Electromagnetics and Ham Radio
Capacitance21
計算条件は前と同じa=1, D=6, ε=1, Q=1です。よって、上図に示す様に境界条件Dn=Q/(2πa)=1/(2*3.14159*1)= 0.159になります。 下にx=0およびy=-40~+40での領域内の電位Vを示します。
電位Vを計算する境界要素法のプログラムは、BEM8LINU.FORです。 データの作成には、 SETU.FOR を使っています。計算された電位Vから電位差の計算には、 POSTPROCESS.FOR を使っています。
SETU.FOR を実行すると上の導線と下の導線の間隔(Gap)を入力するよう聞いてきます。 Gapを入力すると、ファイル BEM1.DATBEM8LINU.FOR 用、 BOUNDARY.DAT を描画のためにエクセル用として出力します。 BOUNDARY.DAT をエクセルにドラッグアンドドロップし、データの区切り位置をクリックします。 コンマやタブ・・・・を選択し次へ(N)をクリックし、タグ(T)とスペース(S)を選択し次へ(N)をクリックします。完了をクリックすると BとC列に数値がかいりますので、この2列を選択し、挿入でグラフの散布図のどれかを選択すると、境界要素が表示されます。
Gapとは上図の節点4と節点28の距離です。導線の半径(RADIUS)は SETU.FOR をメモ帳で変更して下さい。
BEM8LINU.FOR を実行すると、 BEM.SOLPOSTPROC.DATINTERNAL.SOL を出力します。 この POSTPROC.DAT ファイルには、節点での電位と SETU.FOR で指定した内部点(internal points)での電位が入っています。 それらは POSTPROCESS.FOR の入力データになります。 BEM.SOL には、入力データのエコーと境界での電位Vと電束Dnが入っています。
INTERNAL.SOL には SETU.FOR で指定した内部点の電位が入っています。 INTERNAL.SOL をエクセルにドラッグアンドドロップし、内部点の電位をプロットすると下図が得られます。


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