□STATIC8Q.FORについて□
弾性解析のメインになるプログラムです。
このプログラムは、これまでに学習してきた応力ひずみの関係式とは多少異なった式(Tensor)をベースにして作成されています。勿論、両者とも同じ計算結果を出力します。
Tensorの応力ひずみの関係式を使った理由は、λεkkの項に特殊な数値積分を施したかったからです。詳細については、流体力学のところで述べます。
それでは、プログラムについて簡単に説明します。下にサブルーチン名と機能を表にまとめてみました。既に紹介済みのサブルーチンの説明は省きます。貴方は、プログラムを見ながら、どの様に機能が達成されているかを確認して下さい。
Subroutine名 | 機能 | 返す変数 |
---|---|---|
GSM | 剛性マトリックスを構成するために必要な項の積分を行う。 | AM |
SOLVE | 未知数UとVについて解析する。 | U, V |
NEUMANN | Neumann型境界条件をマトリックス型有限要素式に組み込む。 | RHS |
ASSEMB | 剛性マトリックスを作る。 | AM |
FORM | Dirichlet型境界条件をマトリックス型有限要素式に組み込む。 | A,RHS |
SYSTEM | 連立方程式を解く。 | B |
INPUT | ファイルSTATIC.DATからデータを読み込む。 | もろもろ |
RESULT | ファイルSOLUTION.FEMへ入力データと計算結果を書き込む。 | なし |
REWRITE | ファイルDISPLACE.MNTへUとVのをBinary形式で書き込む。 | U, V |
上表の返す変数の説明をします。その他の変数については、サブルーチン INPUTを参考にして下さい。
変数名 | 意味 |
---|---|
AM | Navierの式の純2階微分項の積分結果 |
U, V | xとy方向の変位 |
AM, RHS | マトリックス型有限要素式の剛性マトリックスと右辺 |
NBF,BVF,IBNDF | GlobalなNeumann型境界条件が与えられている節点の総数と境界値と節点番号 |
B | Subroutine SYSTEMでの連立方程式の右辺 |
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