3つのサンプル解析を紹介します。Young係数は、300000N/cm2とし、Poisson比を0.2としました。解析には、Plane strainが適応できる構造物を選びました。領域は、y-方向に6等分、そしてx-方法に20等分しました。もちろん、応力が集中しそうな所を細かく要素分割しなくてはなりませんが、サンプル解析ということで等分にしました。要素に4-noded Isoparametricを使いました。また、要素は、全て長方形になってしまいましたが、もちろんイレギュラーな4角形を使ってもOKです。
□サンプル解析 Case 1: 片持はり□
下図に高さ30cm長さ100cmのキャンチレバーを示します。荷重として、構造物の+y面にω=-2N/cm2が与えられています。
弾性解析を行うためには、この構造物をプログラムSTATIC8Q.FOR内で数値的に再現出来るデータを作成する必要があります。ここでは、データ作成用に簡単なプログラムを書いて見ました。詳細については、SETSTA1.FORを見て下さい。
SETSTA1.FORを実行すると、STATIC8Q.FOR用のデータSTATIC04.DATとメモリー制御ファイルPARAM.DATが作成されます。そして、STATIC8Q.FORを実行すると、 入力データのエコーはファイルECHOFILE04.OUTに、解析結果はファイルSOLUTION04.FEMに書き出します。つづいて、POSTTAU.FORを実行すると節点での各種の応力を計算してくれます。結果は、ファイル STRESS04.DATへ吐き出されます。
ここまでで、解析に関する計算は、全て終了しました。しかし、数値だけでは計算結果の全容がつかめません。そこで、計算結果をグラフにすることにします。プログラムPLOTFILEを実行して変位を作図してみましょう。まず、PLOTFILE.FORを起動しすると、全ての描画可能ファイルが作成されます。その中からファイルDISPLACE.OUTを取り、これを表計算ソフトに読み込ますと、下図に示す変位図が現われます。色はペイントで付けました。
同様に、τxx, τyy, τxy, Mises応力も描くことが出来ます。貴方もやってみて下さい。図の中の色は、後から付けました。
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