理屈ばっかりでは、いつまでたっても実際の弾性解析にふれることが出来ませんので、プログラムと例題を紹介します。弾性解析を行うプログラムでは、4-noded iso-parametric 要素を使います。8-noded, 9-noded iso-parametric 要素を使える様にすることは簡単ですが、解析の前と後処理行程が繁雑になりますので、ここでは、4-noded iso-parametric 要素に限定します。もし貴方に時間の余裕があれば、8-noded, 9-noded iso-parametric 要素用の、前と後処理プログラムを作成してみて下さい。
■プログラム■
ここのセックションで使うプログラムは、下表に示す通りです。解析の前処理からグラフ化までのプログラムを紹介します。
プログラム名 | size(KB) | 言 語 | 役 目 |
---|---|---|---|
SETSTAX.FOR | 5.7 | Fortran | 入力データを作成します。 |
STATIC8Q.FOR | 24.5 | Fortran | 入力データをもとに変位を計算します。つまり、ソルバーです。 |
POSTTAU.FOR | 10.9 | Fortran | 変位をもとに応力を計算します。 |
PLOTFILE.FOR | 18.4 | Fortran | 入力データと変位と応力をもとにしてグラフ作成に必要な座標計算をします。 |
表計算ソフト | 9.1 | エクセル等 | PLOTFILE.FORが出力したファイルを描画する。 |
□SETSTA1.FOR, SETSTA2.FOR, SETSTA3.FOR□
ソルバーに必要なデータファイルSTATIC04.DATと計算に必要なメモリー量を示すファイルPARAM.DAT必要なを作成します。あまり複雑な構造のデータは作成できませんが、貴方が勉強する上で参考になる様な構造物は再現できるでしょう。このプログラムの詳細については、例題のところで再度紹介します。
□STATIC8Q.FOR□
このプログラムは、弾性解析のソルバーです。入力データのASCIIファイルSTATIC04.DATを読み込み、各節点での変位{u(x,y), v(x,y)}を計算します。計算結果は、バイナリーファイルDISPLACE.MNTへ書き込まれます。また、このプログラムは、入力データと計算結果を見易い形式にまとめたASCIIファイルSOLUTION.FEMとECHOFILE04.OUTも作成します。使える要素は、4-noded, 8-noded, 9-noded, 12-noded iso-parametricになっていますが、SUBROUTINE ISOPARAを書き換えますと他の要素も簡単に使える様になります。このプログラムの詳細については、次のセックションで紹介します。
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