最後に
POSTPROCESS.FOR
を実行します。
BOUNDARY.SOL
と
DELTAP.SOL
の2つのファイルが出力されます。
BOUNDARY.SOL
をエクセルでプロットすると下図が得られます。Azの最大値は、0.300近くにあることが分かります。
領域内の計算(上図)では、境界の節点(上の図の節点番号20, 28, 4, 12)を選択しないようにしていますので、
境界での値を見る必要があります。
導線の表面の周囲でのAz値は下図のようになっています。
計算結果から最大値は、節点12でAz=0.335397248587849という結果になっていますが、
B(x)が一定という境界条件を与えているため、磁束を決めるには少しstudyが必要のようです。
なぜかというと、例題1で判明したように、B(x)は、節点12付近で最小になり、節点4付近で最大になっていました。
これを考慮し、ここでは、導線周囲のAz値の平均値を計算し、上と下の導線の平均値Az差を磁束Φとしました。
上図の上側の曲線の平均値が0.28847ですので、磁束は、2×平均値のΦ=0.5769になります。