■磁束Φの考察■
これまでは、磁束としてAzの最大値-最小値としてきました。
Azの最大値と最小値は、導線の内部に存在しています。
交流電流での表皮効果も考慮し、導線の表面でもAzの値を計算し今後の参考にしたいと考えています。
そこで、上の議論を考慮し下図の点A
とBでもAzを計算し磁束を概算してみることにします。
ここではそれらの磁束をΦAとΦBと呼ぶことにします。
プログラムでは、導線周囲にAz値を平均して点Aの値としています。
■近似式との比較■
追加の計算としてa=0.5、D=2~50の値で磁束(μ0=1のとき)を計算してみました。
下図は、D/aが2~10です。
図の凡例のDomain Integral Φmaxが境界要素法の結果からAzの最大値を求め磁束を計算しています。 下のfPmaxがその近似式です。 計算結果から下の近似式の作り方法は、 このページにありますので参考にして下さい。