Electromagnetics and Ham Radio
Inductance12
参考までに導線表面の磁気ベクトルポテンシャルAzを下図に表示しておきます。 値は0.25~0.3の範囲で上下しています。今後、導線表面でAz=一定でインダクタンスの計算を試みてみます。

電磁ベクトルポテンシャルAzから磁束密度のベクトルを計算し、プロットしてみました。 以下のようなベクトル図が得られました。図の赤丸が導線です。 渦の中止は、導線の中心より少しずれた位置にあります。 ベクトルとコンター図を描くには、まず SET4.FORを実行します。 計算が終了するとベクトルとコンター図を作成するための要素と要素の座標が 入ったファイル VECTORCG.DAT を吐き出します。

次にDOMAIN.FORを実行します。ここまでは、以前と同じです。最後に描画ソフトの POSTPROCESS-DOMAIN.FOR を実行します。 すると、2つのファイル VECTORB.SOLCONTOUR.SOL をエクセル用に作成します。 これらのファイルをエクセルで読み込み、散布図を選択すれば VECTORB.SOL から下の左側の絵が得られます。

CONTOUR.SOL から磁気ベクトルポテンシャルAzのコンター(等高線)も描いてみました(上の右側)。 ベクトル図とコンター図からここで紹介している数値計算の方法に間違いはなさそうです。


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