■関数を決める■
これまでの実験結果をみると、キャパシタンスの関数は、f3によく一致していますのでf3を使っても問題なさそうです。 しかし、インダクタンスの実験結果と一致する曲線はありません。つまり、インダクタンスの関数を新しく作る必要が有りそうです。 作るといっても理論的概念からすると、以下の定数αとβの自由度しかありません。
\begin{eqnarray} f_{theory}=\frac{1}{\pi}{log}_e\left(α\left(\frac{D}{a}\right)+β\right) \end{eqnarray} |
関数 | αの値 | βの値 | 電圧電流の条件 | 関数が得られた位置 |
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f1 | 1 | 0 | 導線の中心に集中 | 点A |
f2 | 1 | 1/4 | 導線の中心に集中 | 点C |
fpmax | 1.6208 | 0.3083 | 導線に等分布 | 導線内の点 |
f7 | 1 | -1 | 導線の中心に集中 | 点B |
f3 | 導線表面のVおよびAzを一定 | 導線の表面 |
\begin{eqnarray} Δf=\frac{1}{\pi} β{exp}\left(-α\left(\frac{D}{2a}-1 \right) \right) \end{eqnarray} |