Electromagnetics and Ham Radio
Balun07
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□Case 6 D/a=3.9375□
ホームセンターで購入できる電線で試してみました。導線の直径が1.6mmで外径が3.15mmです。D/a=3.9375になります。 電線の切断は、Case 1を参考にして下さい。伝送線路を撚線にすると線路が太くなりますので、セロテープで線路を密着してあります。 巻き方は下図を参考にして下さい。コアーには導線の太さからFT-240#43を使いました。 この場合の関数f3による特性インピーダンスは、Z0=196Ωです。
ここで使っている電線の絶縁につかわれている材料は不明ですが、仮にポリエチレンだったとすると、 比誘電率はεr=2.2~2.3になります。かなり厚い絶縁被膜ですので、特性インピーダンスに影響を与えそうです。

Case 伝送線路 / 伝送線路の断面 / バラン
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□Case 7 D/a=4.5□
バランに関する知識が浅いころ材料として使ったのがインターフォン用の通信線でした。ネットの情報通り作っても満足する物はできませんでした。 今なら特性インピーダンスを推定しこの通信線はバランに使わなかったと思います。 通信線ですので特性インピーダンスが設定されているはずですが、製品に明記されていなかったので測定してみました。 長さ数メートルの通信線の遠端に金属皮膜抵抗の47Ωを付け、XS=0になるRSの最大最小から計算するとZ0=約120Ωでした。 また、遠端の開閉で測定すると140Ω位でした。この測定から1:4電流バランには適さないことが分かります。 参考までに下図に示すバランを一例として紹介しておきます。この通信線の導線の直径は0.8mmでGAP=1.0mmですのでD/a=4.5です。 コアーはFT-140#43を使いました。
この場合の関数f3による特性インピーダンスは、Z0=174Ωです。 しかし、DE-5000とAA-600で測定すると、Z0=120Ωでした。 ということは、絶縁被膜が誘電体として作用し特性インピーダンスを下げていると予想できます。 しかし、目標のZ0=100Ωに近いのでバランとしての性能がどのような結果になるかをチェックします。

Case 伝送線路 / 伝送線路の断面 / バラン
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