Electromagnetics and Ham Radio
Balun04
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■製作した電流バラン■
今回作製したバランは、8個です。どのように作ったか出来るだけ詳細に記しておきます。 コアーの材質とサイズの選定は、ネットを参考に現在手元にあるものを使いました。

□Case 1 D/a=2.083□
エナメル線のみで伝送線路を作ります。 この場合D/a=2.083ですので、バランとしての性能はよくありませんが、作り方は他のバランと同じですので参考にして下さい。 直径1.2mmのエナメル線を次のように切断します。
約800mmの長さを1本、約450mmの長さを2本用意します。
Φ2mmの熱収縮チューブ長さ約350mmを2本用意します。これは2本のエナメル線を密着させるのが目的です。 前にも言いましたが熱収縮チューブを使ったために特性インピーダンスの値が低くなる可能性があります。 ただ、2つの導線間には薄いエナメルのみですので、特性インピーダンスの低下は限定的と思います。
下図を参考にエナメル線を熱収縮チューブに通します。 そして熱収縮チューブに熱を与えます。 熱源としてロウソクを使うと素早く密着します。ちょっとテクニックは必要とします。 すると、2本のエナメル線は密着し、どの断面でも所定のD/aをキープしてくれている伝送線路が出来ます。 この場合の関数f3による特性インピーダンスは、Z0=34Ωです。
出来上がった伝送線路を下図に示すようにFT-140#43に巻き付けます。巻き数は左7回、右7回です。 それ以上はスペースが無く巻けません。 結線は下図のようになります。

Case 伝送線路 / 伝送線路の断面 / バラン
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