■1978 Spring Semester■
次の学期が始まるまでの冬休みですが、旅行には行かず近くに住む友人とほぼ毎日パーティをしていました。
パーティと言えばジョークです。これはAさんから教わったメキシコのジョークです。彼らのジョークは
Hなのが主です。ジョークはこんな風でした。ある老人がオスの若いロバを引きながら歩いていました。ロバが
少し興奮し始めたので周り見ると、前方に修道院があるではありませんか。修道院に近づくにつれロバのちんちんが
激しく暴れるようになりました。あまりにも暴れるので、老人がちんちんを切って修道院に投げ込みました。
それを見ていた修道院の少女たちがはしゃぐので、ちんちんは勢いをまして暴れるようになりました。
早くなんとかせねば教育に良くないといくことで修道院のマザー(老女)きて、そのちんちんをまたいだらぴたりと
動きが止まったそうです。もう1つアメリカのジョークを紹介します。ある議員が大統領に夜中の3時に電話をしました。
大統領が飛び起き電話に出ると、”大統領はもう起きておられたのですね。こんな早くに何をされていたのですか。”
この時点で私はアメリカに来て2年以上がたちました。この冬休みのジョークで緊張がとれやっと一息つくことができました。
しかし、昼間は大学の図書館へ行き次の学期で勉強する科目の予習をしていました。ところでその科目ですが、
以下を取ることにしました。
力学2のEAS206、物理2のPHA108、数学のMTH418、土木科のCIE312です。EAS206は、EAS205とペアーになっている
科目で主に質点系の動力学を学びます。今回は有名な教授が教える教室を選びました。物理2は電磁気学です。
今回はインド人でなく珍しくアメリカ人の教授でした。教え方はイマイチでしたが、アメリカ人学生の言い訳は無くなるでしょう。
数学のMTH418は、Wave Equations (波動方程式)をベースに偏微分方程式の解き方を教える授業です。私はこの後、
有限要素法を勉強することになるのですが、この授業が大変役立ちました。土木科のCIE312は、様々な土木的問題の
最適解を導き出す手法を教えていました。
ところで、有名な教授が教えるEAS206ですが、学生400人規模になるということは前にお伝えしました。
ということは、良い椅子(階段状で扇型の教室)を確保することが大変だということです。ある日、授業開始ぎりぎりで
教室に入ったのですが、どこに空いた椅子があるのか探すのがとても難したったです。また、授業が終わり質問者が教授
の前にずらずらと並びます。質疑応答は、1人当たり1分も無かったと思います。そんな教室なのですが、
どう訳か人気でした。それには理由が有り、以下のようだったからではなかったかと思います。(1)授業がとても聞き易い、
(2)どんな難しい問題や理論でも学生が納得のゆくまで説明をしてくれる。(3)20分おきにジョーク言ってくれる、
(4)全ての質問者の話を聞いてくれる。
この教授は、ほぼ毎年Teacher of The Year(学生が選ぶ最優秀教授)に選ばれていました。また、EAS205とEAS206では、
この教授が書いた本が使われていて、ミスプリントや間違いを見つけると25セントもらえました。私は、今もこれらの本を
愛用しています。
ということで今学期の授業は、楽しく受けることができました。下に今学期の成績表と授業料の請求書を示したす。
稼いだ単位は17で成績は全てAでした。私は、この成績に”アメリカの一日”と名づけました。これで、これまでの 平均成績もぐんとアップしました。そして、学部長からは今年年度も以下の手紙をもらいました。多分、この手紙は 1977年Fallの成績に対してのものだったと思います。
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