■1979 Fall Semester■
マクロ経済の代わりに今学期にとる教養科目ですが、私はアドバイザーに絵画を提案しました。私は、”技術者は
絵のセンスが必要と考えます。ですから絵画を取りたいと思います。”と伝えました。すると
少し間をおいてすんなりOKしてくれました。多分、アドバイザーの心の中では、”もう自分の不得手な科目で
苦労したくないので、易しい科目を選びました”と言えばいいのにと思ったことでしょう。
私を見て笑っていましたが、私の悩みをのんでくれたことには今も大変感謝しています。
この光景は、今もはっきりと覚えています。しかし、この事の前にミクロ経済の不可
が有ったとはまったく記憶にありません。ということで、今学期には、以下の科目を
とることになりました。
ENS341は、熱力学(Thermodaynamics)です。この科目の授業では、Pv=nRTを技術的に使えるようにした
テクニックを教えていました。授業は私に取ってとても難しく悪い成績ををとってしまうのではないかと
心配していましたが、宿題をきちんとやっておいたおかげで中間試験と期末試験は易しく感じたことを
覚えています。
数学のMTH417では、MTH241のベクトルの解析学に加えインデックスノーテーション(Index Notation)を
用いたテンソル(Tensor)アナリシスの授業もありました。多分、私は前学期に聴講した有限要素法の
理解を深めるために本科目を取ったと思います。
フランス語2のFR102は、アドバイザーとの合意で取った科目でした。フランス語は、私にとって発音が難しく
ついてゆくのがやっとでした。スペイン語はらくだったのですが。
次が問題の絵画のART231です。これは、美術を専門にしない学生に準備された科目でした。何か答えの無い
物に熱中できたので、この授業がある日は大変リラックスした気持ちになることができました。アクリルを
使って合計3枚の絵を書きました。
CIE554は、大学院生用のセミナーでした。私は、この学期から大学の分類上、大学院生になっていました。
ですから、少なくとも1つは大学院生用の科目をとる必要が有ったのです。
ここで大学の卒業証書をもらえる基準につてお伝えしておきます。科目を取り成績がA, B, C, DかUだと 単位が与えられます。そして、大学が指定した単位数に達すると卒業ということになります。教養科目が32単位、 専門科目が96単位、体育が2単位必要でした。そして、大学から10月に卒業について以下の知らせがきました。
内容を見ると、残り専門科目を8単位、教養科目を8単位取れば卒業ですと有ります。そして、卒業年月は、1980年2月 となっています。ということは、なんとか今取っている科目で最低でも成績Dでなければ卒業できないいということにも なります。
今学期からの住まいですが、1977の9月から1978年5月まで住んでいたアパート群に戻ってきました。通りは、Cambridgeから Princetonに変わりました。以前は2人用でしたが、今回借りたアパートは1人用でした。下はその時の様子を示す 写真です。
右の写真に写っている机と本立ては私の手作りです。ホームセンターで松の板を買ってきて、釘で打ち付けただけのシンプルなものです。 出来上がった物は大変高価でしたが、松の板などの素材は、すごく安かったように記憶しています。
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