Study Abroad
Junior (1978.9 - 1979.8) ..1

■1978 Fall Semester■
この学期で取る科目は、全てが専門学科の土木からのものでした。学科のCIEは、Civil Engineeringの略です。下のスケジュールを見て下さい。たくさんの科目を受けているように見えますが、 科目数は4のみです。後はレシテーシンと実験です。

科目の紹介をしておきます。まず、CIE334ですが、ここではアメリカのハイウエイの歴史を勉強します。土木科を専攻すると 取らなければならないのですが、まったく人気のない科目でした。アメリカのハイウエイの歴史を勉強したところで今後の 私に役に立たないと思いから成績Dでパスすれば良いと思っていました。CIE354のFluid Dynamicsは、私にとって今後続けて勉強する分野で この科目はその基礎の部分になります。ですから、しっかり勉強しなければなりません。CIE323は、構造力学です。 私は高校で有る程度勉強しているので、良い成績が期待できることは有る程度推察がついていました。問題は、CIE442です。 この学科はWater and Wastewater Engineering 2で、CIE441のWater and Wastewater Engineering 1を受けてからでないと 勉強がスムーズにいかないことは分かっていました。しかし、AさんとLさんの薦めと、今学期この科目を取らないと1年待つ ことになるるという理由から無理して今学期に取ることにしました。

ということで、ちょっと無茶をした今学期でした。成績は、案の定の結果になりました。また、悪い成績を取るようになったということは、 留学の疲れが徐々に出てきたともいえます。1年生と2年生のときは、周りの人が心配するぐらい勉強に熱中していましたが、このころは わりとゆったりとしていたのでしょうね。

■Teaching Assistant ■
勉強に真剣に向かっていると良い話も舞い込んできます。それは、 今学期(1978 Fall Semenster)からTeaching Assistantという職(TAと言う)を大学からもらうことができるようになったことです。 これはLさんとアドバイザーが学部に働き掛けて頂いた結果です。とても感謝しています。仕事の量は、週に20時間でした。これは、 移民局からの制限で、留学生に最大で週20時間超の労働を与えてはならないことになっていました。仕事の内容は、 教授の手伝いで主に実験を学生に教えていました。物理や化学のように専門課程の土木でも実験を伴う科目が あります。私は、流体力学の科目の実験を担当させられました。このTeaching Assistantをもらうと、 給料以外に授業料の支払いが免除になります。つまり、授業料は払う必要はないということです。 ですから私は、1978年の9月からお金の心配をする必要がなくなりました。時給は2ドル80セントでした。 もう1つ大きな利点があります。それは自分のオフィッスを学科内にもらえるのです。 下の写真を見て下さい。もう1人の学生と部屋をシェアしますが、快適な時間を過ごすことができます。遅くまでここで 勉強していても誰も文句を言いません。
ところで最初のTAは、CIE354のFluid Dynamicsの実験担当でした。CIE354を取っている学生を4教室に 分けて毎週1つの実験を教えます。まず私が実験の方法を説明します。そして、試しに1つ実験を私が行い、後は学生に やらせます。今も覚えているのですが、一番最初の教室でとても緊張し、あまり言葉がでませんでした。 学生はちょっと戸惑ったと思います。次の教室では、まったく問題なく実験を進行することができました。下の右の写真が 実験装置の一部です。

中央の写真に世界地図が写っていますよね。アメリカが中心に来ています。

今まで住んでた所は、Aさんが帰国することになり、この学期(1978 Fall)が始まる前に出て行くことになりました。 大学のStudent Unionでルームメイト募集を見て、安い小さな部屋を見つけました。ここは、イスラエル系アメリカ人、ベトナム人、 2名の香港人、台湾人が既に住んでいました。部屋代は、記録によると月50ドルでした。香港人の大声の会話を除けば、 静かな住居でした。South Campusの淵までは、歩いて3分と便利な場所でもありました。私はこの場所に来年1(1970)の5月まで いました。

新学期が始まると新しい学生証が発行されます。しかし、カードを新しく作るのは今年が最後で、次の年からはシールを 貼って新しく作ったことになりました。以下がそのカードです。Spring 1980のシールが貼ってありますね。その下には Fall 1979のシールが貼ってあります。

Sophomore NEXT
Menu English U1 U2 U3 U4 M1 M2 PhD@UA PhD1@UB PhD2@UB PhD3@UB PhD4@UB PostDr