■例題の計算をプログラムで実行■
早速、下図の4 要素で分割した例題を プログラムBEM8CON.FOR で計算してみましょう。
領域の大きさは、10mX10mです。前にも言いましたが、文字 J= の右にある整数が要素番号で、文字I=の右の整数が節点番号です。そして、要素端点の番号は、青色で示してあります。一定要素では、節点を要素の中央で定義しているため、要素と要素が接してしる点を端点と呼ぶことにします。節点は、nodal pointのことで、要素を代表している点です。したがって、一定要素の場合、要素の両端は、nodal pointにならない。しかし、要素情報をプログラムに伝える場合は、要素端点の座標値が必要になります。
よって、解析に必要な情報は、要素端点での(x,y)座標値、要素を構成する2つの要素端点の番号、要素の境界条件、それと、h(ξ)を計算したい領域内の点の(x,y)座標値です。次をクリックすると、入力データ ファイルBEM0.DAT が表示されます。Subroutine INPUT を見ながらデータを確認して下さい。要素の境界条件は、変数IELTYPE(I)で指定します。Dirichlet型がIELTYPE(I)=1で、Neumann型がIELTYPE(I)=2です。FEMのプログラムと同じですね。
計算結果は、ファイル SOLUTION.BEMに出力されます。領域内の点でのポテンシャルがC(ξ)h(ξ) で与えられていることに注意して下さい。
次に、下図の8要素分割の例題を計算してみましょう。領域の大きさは、上と同じですが、節点の数と要素の数は、8になっています。
入力データ ファイルBEM0.DATと出力結果SOLUTION.BEMを下図と比較してみて下さい。
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