■例題1と例題2-1による両計算方法の結果比較■
例題1と例題2の計算結果をInternal Points について比較してみました。下図を見て下さい。
導線の周りの磁束密度をAmpere's Lawで一定としても、例題1の電流の等分布とさほど大きく違う結果にはなっていません。
導線間のAz値は、両者ともほぼ同値になっています。
下図に導線の周りのAz値をプロットしてみました。 両者に多少の違いがみられますが、これは電流の等分布(例題1)の場合、 導線の表面では磁束密度が出来上がっていないため導線近傍ではそれがAz値に反映されていないのだと考えられます。 導線の表面から少し離れた円周上で比較すると、両者の結果はかなり近くなっていると思います。