■RX METER 250-Aで1:4BalunのZを測定■
RX METER 250-Aで1:4Balunの特性インピーダンスを計測した結果を紹介します。 LやCの単体の測定結果を示すより、LCRが複合的になっている1対4の電流バランを取り上げてみました。 このバランは冒頭で紹介したのと同じです。バランの出力側には200Ωの抵抗器が接続されています。入力側は50Ωを想定していますので バラン内部のコイルの特性インピーダンスは、√(200×50)=100Ωが望ましいことになります。上面のバインディングポストに接続されているのがバランです。 RX METER 250-AでRPとXPを測定するには、 まず発信器の周波数を決めバインディングポストを指でショートし所定の出力にさせます。 次にCP[pF]をzeroに、RP[ohms]を∞にセットしZERO BALANCEでNULL METER(大きいメーター)をzeroにします。 次に測定素子をバインディングポストに取り付け、CP[pF]とRP[ohms]の ダイアルを回しNULL METERの針が再びゼロになる点を探します。 CPが負の場合はインダクタンスを測定したことになります。 そしてXPは下式で計算します。
\begin{eqnarray} X_P=\frac{1}{\omega{C_P}} \end{eqnarray} |