Electromagnetics and Ham Radio
Dielectric-24
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■1:4Case7の場合■
今回使用した導線で唯一自作の必要がなり伝送線路です。 ただし絶縁の材質の名称と比誘電率はメーカーより示されていないので計算結果のみの紹介になります。 伝送線路の断面と諸元については、下図と下表を参考にして下さい。

a [μm] ポリエチレン 厚 [μm] GAP [μm] D [μm] D/a L [μH/m] C [pF/m] Z0 [Ω]
400 500 1000 1800 4.5 0.707619 44.7857 125.7

上の表を元にデータ作成プログラムでは、以下の様に要素の厚さを決定しました。 比誘電率ですが、ネットで調べた値は、εr=2でしたが、計算では2~4の範囲で計算してみます。

物質番号(i) Layer 要素厚 [μm] 物質 比誘電率 εr
1 1st Layer 125 ポリエチレン 2~4
2 1st Layer 125 ポリエチレン 2~4
3 2nd Layer 125 ポリエチレン 2~4
4 2nd Layer 125 ポリエチレン 2~4
5 3rd Layer 210 空気 1.000586
6 3rd Layer 210 空気 1.000586
7 3rd i3 空気 1.000586

要素分割は以下のようになっています。 これは前回と同様に、半径方向に26要素、角度方向(90度分)に26要素で分割してあります。

結果を下図に示します。FEMによる計算結果は青色のマーカー付きです。 測定値は、マーカー無しの橙色の線です。 絶縁物質の比誘電率は3.8前後のようです。


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