Electromagnetics and Ham Radio
Dielectric-22
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■1:4バランCase8の場合■
1対4のバランの中で一番成績が良かったのがCase8でした。
このCase8の伝送線路のキャパシタンスを有限要素法で計算してみることにします。
伝送線路の断面を下図に示します。
バランで使ったテフロン線の導線の直径は510μmで、絶縁体であるテフロンの厚みは150μmでした。
LとCの測定に新しく作った伝送線路の長さは、1050mmで、既に撚りが掛けられています。
測定すると、Cp=55.88pF、Ls=0.630μHですので、Cp= 53.22pF/m、Ls=0.600μH/mになります。
下の表にCase8の諸元をまとめておきました。
a [μm] |
Teflon 厚 [μm] |
GAP [μm] |
D [μm] |
D/a |
L [μH/m] |
C [pF/m] |
Z0 [Ω] |
225 |
150 |
300 |
810 |
3.176470588 |
0.6 |
53.22 |
106.2 |
上の表を元にデータ作成プログラムでは、以下の様に要素の厚さを決定しました。
比誘電率ですが、ネットで調べた値は、εr=2でしたが、計算では2~4の範囲で計算してみます。
物質番号(i) |
Layer |
要素厚 [μm] |
物質 |
比誘電率 εr |
1 |
1st Layer |
37 |
テフロン |
2~4 |
2 |
1st Layer |
37 |
テフロン |
2~4 |
3 |
2nd Layer |
38 |
テフロン |
2~4 |
4 |
2nd Layer |
38 |
テフロン |
2~4 |
5 |
3rd Layer |
210 |
空気 |
1.000586 |
6 |
3rd Layer |
210 |
空気 |
1.000586 |
7 |
3rd |
i3 |
空気 |
1.000586 |
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