Electromagnetics and Ham Radio
Dielectric-07
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□比誘電率□
ここで取り上げている計算領域に出てくる材料の比誘電率ですが、ネット等では以下の様になっています。 ここで使った材料に直接適用で来るかどうかは不明ですが、以下を参考に計算を進めてみます。

材料 比誘電率 εr
空気 1.000586
エナメル(ポリイミド) 3~4
熱収縮チューブ 2~5
テフロン 2~4
通信線(ポリエチレン Not sure) 2~4

最近のエナメルは、サージ電流が大きい電動車のモータに利用されることを考慮して、 エナメルの比誘電率はεr=4以下になっているようです。 1:1Case1で取り上げる誘電材は、空気、エナメル、熱収縮チューブです。

□要素分割□
まずは、要素分割図ですが以下の3つの図を見てください。全体の領域は、150mmX150mmに収まる大きさです。 これは、半径方向に26要素、角度方向の90度分を26要素で分割しています。 半径方向の要素は、半径が大きくなるにつれ長い要素になるようにしています。 角度方向は、等分割です。下図では殆どが空気の層です。

ペアー導線の周辺を拡大すると、以下のようになっています。 青色の線の領域が熱収縮チューブになります。導線周りの鼠色と緑色の部分は、エナメル塗布です。


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