Electromagnetics and Ham Radio
Coaxial12
要素数と計算精度をグラフにすると、以下になります。
横軸が要素数で、縦軸が上表に示す誤差です。
ここで使った2次元の境界要素法プログラムには、計算の過程で対数関数が使われているため計算精度が良い。
■同軸ケーブルの外側導体の形状が正方形の場合の特性インピーダンス■
スタックアンテナを作るときにのインピーダンスマッチングで必要になるのがQマッチです。
2つのアンテナの合流点を50Ωの同軸ケーブルに接続するときに、
市販物では無い特性インピーダンスの同軸ケーブルが必要になります。
例えば、2本の入力が50Ωのアンテナからの同軸ケーブルを並列に繋ぎと、合流点(Z0 in)は25Ωになります。
この点を直接50Ωの同軸ケーブル(Z0 out)に接続できません。
そこでQマッチを使うと、合流点と50Ωの同軸ケーブル間にλ/4長又は奇数倍長のケーブル又は
管に入れる必要があります。
その管の特性インピーダンス(Z0 feeder)は、以下の式で得られます。
\begin{eqnarray}
Z_{0\ feeder}=\sqrt{Z_{0\ in}Z_{0\ out}}
\end{eqnarray}
|
計算すると、管の特性インピーダンスは、35.355Ωになります。
ここでは、この管のことを同軸チューブと言うことにします。
ネットを見ると同軸チューブの内管に銅円パイプそして外側にアルミ角パイプが使われています。
絶縁体は空気です。今後の計算のためにパイプの諸寸法は、以下のように定義しておきます。
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Inductance
Capacitance
Z0
Exp
Balun
Coaxial
Off center fed DP
Helmholtz
FEM
BEM
Internet College of Finite Element Method