Electromagnetics and Ham Radio
Capacitance16
参考までに、ここで紹介している関数fiは、キャパシタンスCと誘電率εとでCfi=εの関係があります。 上の式は、電磁気学の書物等でキャパシタンスの近似式でよく見かけます。 この式を幾何学的に理解するならば、電荷を導線の中心に集中させ上の図の点AA'で得られた電位の値から電位差を計算していることになります。 上の議論を点ξ=Bについて行うと以下になります。 点Bから(x2,y2)までの距離はD-aですから、(D-a)/a=(D/a)-1になります。

\begin{eqnarray} f_7=\frac{1}{\pi}{log}_e\left(\frac{D}{a}-1\right) \end{eqnarray}

この場合、2つの導線が接触するとD-a=aですから、電位差はゼロになります。 同様に点ξ=Cについて行うと以下の結果になります。ここではf2と呼ぶことにします。

\begin{eqnarray} f_2=\frac{1}{\pi}{log}_e\left(\frac{D}{a}+\frac{1}{4}\right) \end{eqnarray}

ラプラス方程式のGreen関数(カーネル関数)を使うとわりと簡単に電位差の近似式を導くことが出きます。
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