次が、従来型低減精度積分による計算結果です。計算を実施するために、新しく EIGENLANCZOS_SOLID3-BI-SHEAR.FORを作成しました。

黄色で示したMODEの8, 12, 13, 19は、先ほど説明した“やじろべえ”による振動モードです。現実にないモードが出てきています。ベクトルをプロットすると複雑な振動モードになっています。この黄色のモードはスペクトルを描くとはっきり見えてきます。後ほどスペクトル図を紹介しますので確認して下さい。

下は、Free selection法/ξ=0.46による固有振動数の計算です。“やじろべえ”による振動モードは無く計算精度も正規GL積分より良さそうです。計算にはEIGENLANCZOS_SOLID3-BI.FORのSUBROUTINE GRULEのSAI(1) = DSQRT(3.D0)/3.D0をSAI(1) = 0.46D0に書き換えて実施しました。