剛性マトリクスの計算方法とAssemblyをベースに3次元弾性解析プログラムも作成しました。 そこで、3次元問題をいくつか紹介します。 3次元弾性解析プログラムは剛性マトリクスの計算方法とAssemblyをしっかりと勉強しておけば容易に作成できま。 ですが、問題は入力データの作成です。プログラミングで要素情報、節点座標、境界条件のデータを作成していますが、 正しく出来ているかは、自分で絵を書いて確認しなければなりません。この確認には大変時間が掛かりますので、確認の ためのデータも同時に作成しておきます。そのデータは表計算ソフトで表示させると確認操作がスムーズに行えます。 といことで、ここでは非常に簡単な問題を取り上げます。
プログラムの開発にはG95コンパイラーを使いました。ここで作成したプログラムは全てF77をベースになっていますので、 コンパイルの際は、G95 XXXXXXX.FORと入力して下さい。するとG95は自動的にF77ベースのソースであることを認識してくれます。 ここではまた主応力の計算方法と積分点数を減らさない低減精度積分法の紹介します。この低減精度積分法、2次元でも紹介しましたので、 ここでは計算結果のみを紹介します。
■プログラム■
以下に、ここで使用したプログラムを紹介しておきます。計算結果は、表計算ソフトに間単に読み込ませられるように、
ファイルに出力されます。
プログラム名 | プログラムの特徴 | 入力ファイル名 | 出力ファイル名 |
---|---|---|---|
3DSTATIC8QFXCOMBINE.FOR | 8節点ヘキサ1次要素を用いて線形弾性解析を行う。 | STATIC3D08.DAT, PARAM.DAT | SOLUTION08.FEM, DISPLACE.MNT, ECHO08.OUT |
27節点ヘキサ1次要素を用いて線形弾性解析を行う。 | STATIC3D27.DAT, PARAM.DAT | SOLUTION27.FEM, DISPLACE.MNT, ECHO27.OUT | |
WEBSS3D8.FOR | 8節点ヘキサ1次要素線形弾性解析のための入力データを作成する。 | なし | STATC3D8.DAT, NEUTRAL.DAT, PARAM.DAT |
WEBSS3D27.FOR | 27節点ヘキサ1次要素線形弾性解析のための入力データを作成する。 | なし | STATC3D27.DAT、NEUTRAL.DAT, PARAM.DAT |
SOILD-OPTIMIZERX.FOR | WEBSS3D8.FORで作成された節点情報を見直し、グローバル剛性マトリクスのバンド幅が狭く なるように節点番号の並べ替えを行う。 | STATC3D08.DAT, PARAM.DAT | STATC3D08.DAT, BNDWDTH.FEM, OPTIMIZATION-STATUS.FEM |
WEBSS3D27.FORで作成された節点情報を見直し、グローバル剛性マトリクスのバンド幅が狭く なるように節点番号の並べ替えを行う。 | STATC3D27.DAT, PARAM.DAT | STATC3D27.DAT, BNDWDTH.FEM, OPTIMIZATION-STATUS.FEM | |
POST3DTAUX.FOR | 3DSTATIC8QFXCOMBINE.FORによる変位の計算結果から節点での応力と主応力を計算します。 また、NEUTRAL.DATを元にビームの中立線上が円弧を描く場合は、円弧の半径を計算します。 | STATC3D08.DAT, NEUTRAL.DAT, DISPLACE.MNT, PARAM.DAT | STRESS08.OUT, SUMMARY08.OUT, NEUTRAL.OUT |
STATC3D27.DAT, NEUTRAL.DAT, DISPLACE.MNT, PARAM.DAT | STRESS27.OUT, SUMMARY27.OUT, NEUTRAL.OUT |
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