■交渉および大学との約束■
夏季講座も終わりに近づき、私は大学入学のために英語学校の方と準備をしていました。ただ私に不足している
ことは、TOEFLのスコアーが大学が示しているガイドラインに到達していないことでした。そこで私は、大学の
事務所(administration)に行きなんとか入学させてもられるよう談判に行きました。大学側としては、やはり全ての
条件が満足してない限り入学させるわけには行かないとのことでした。それでもなんとか入学させて下さいと
言うと、”分かった、それでは条件付きで入学させよう。次の学期(Fall 1976)にトータルで16単位の授業を
受けなさい。もし成績の平均がB以上なら入学させる”という条件をもらってきました。うそのような
話しですが本当の出来事です。ひょっとすると、以前に私のような学生がいて試しに仮入学させたという実績が
あったのかもしれませんね。どっちにしろ私にとっては有りがたいことでした。
私は、この条件を受ける旨を英語学校に伝えました。これで次の目標である大学卒業の準備ができました。
大学への仮入学が決まったので、次にやることは1976 Fall Semesterの何の授業を受けるかを決めなければなりません。
これについては後で詳しく伝えます。それから、Social Security Numberの取得と健康診断を受けに指定の病院へ
行かなければなりません。これについても後で詳細に伝えます。
■Social Security Number■
アメリカの定住する場合、最低限必要になるのがSocial Security Numberです。日本で言うところの住民基本番号に
あたいします。これが無いと大学に入学できないどころか、銀行口座も開けません。また、Social Security Number
のことを納税番号ということもあります。Social Security Numberを申請するとDepartment of Justice,
Immigration and Naturalization Serviceから9桁の番号が届きます。今後、私がアメリカに滞在中いつでもこの番号が
付いてまわります。私のSocial Security Numberが届いたのは、次の学期(Fall 1976)が始まってからでした。
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