Electromagnetics and Ham Radio
Coaxial20
■一定要素の計算結果■
最後にCorner Problemを起こさない一定要素でも計算してみました。
下図を見て下さい。
白抜きの□と〇マーカーがHybrid要素で、
■と●が一定要素による結果です。
□■がポテンシャルで
〇●がそれらの微分の∂P/∂nです。
図の横軸は、周長です。
SETCONSTANT-OUTER-RECTANGULAR-QUARTER.FOR
を使いました。
計算には、BEM8CONQ.FORを使いました。
同軸ケーブルの特性インピーダンス問題に関しては、一定要素で十分な精度が得られそうです。
一定要素は観測点(Observation points)が要素の中間点にあるため、
常に観測点の内角が180度(C=0.5)になっているので角問題(Corner Problem)が起きません。
2次要素で円を分割すると、要素と要素を繋ぐ節点では、C=0.5になっていません。
厳密には角問題(Corner Problem)が起きていることになります。
下図は一定要素で計算領域を分割した様子を示しています。
青丸●が節点で、■がポテンシャルとその微分の∂P/∂nが計算される観測点です。
以上で同軸ケーブルに関する計算は終了です。
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