Electromagnetics and Ham Radio
Capacitance6
静電界ポアソン方程式は、いかのようになります。

\begin{eqnarray} \iint_{D}\left(\frac{\partial}{\partial x}\left(-\varepsilon\frac{\partial V}{\partial x}\right)+\frac{\partial}{\partial y}\left(-\varepsilon\frac{\partial V}{\partial y}\right)\right)dA=Q \end{eqnarray}

■例題1:導線に等分布な電荷が与えられている場合■
ここでの2次元問題を解くには計算領域を無限とするのが妥当だと考えます。 もちろん、広い有限領域を考慮することも考えられます。 ということで、境界要素法で上の静電界ポアソン方程式を解くことにします。境界要素法で上の式を展開すると以下になります。 詳細については、境界要素法を見て下さい。式中のq(x)は、電荷Qを導線の断面積で割った値です。 つまり、q(x)=Q/(πa2)です(π=3.14159のパイです)。

\begin{eqnarray} \iint_{D}{\left(\frac{\partial}{{\partial x}_i}\left(-\varepsilon\frac{\partial V}{{\partial x}_i}\right)\right)G(\vm{x},\vm{\xi})dA}=\iint_{D}{q(\vm{x})G(\vm{x},\vm{\xi})dA} \end{eqnarray}

G(x,ξ)は、ラプラス方程式のカーネル関数(Green関数とも言う)です。 そして、境界要素法の手順に従い2回部分積分を施すと、以下が得られます。

\begin{eqnarray} V(\vm{\xi})C(\vm{\xi})=\oint_{S}\left(D_n(\vm{x})G(\vm{x},\vm{\xi})-\varepsilon V(\vm{x})F(\vm{x},\vm{\xi})\right)ds+\iint_{D}{\left(q_1(\vm{x})+q_2(\vm{x})\right)G(\vm{x},\vm{\xi})dA} \end{eqnarray}

Dnは領域の境界でのD・nです。または、電束密度の定義からD・n=-εE・nです。 導線の円周上でDnが一定と仮定出来れば、Neumann型の境界条件として以下を与えることができます。式中のaは導線の半径です。

\begin{eqnarray} D_n=\frac{Q}{2\pi a} \end{eqnarray}


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