■Divergence の定理の副産物■
Divergence の定理の実用的な応用として、面積の計算があります。
Heat flow をqx=xとqy=y とすると(qx=2xとqy=0 or qx=0とqy=2y でもOK) 、前ページに表示されているDivergence の定理の領域積分は、divq=2ですから、2∬dA になります。
つまり、2倍の領域の面積(Area)です。また、面積を積分で表すと、下式になりますよね。
図形の重心(図心)の位置は、断面1次モーメントを計算することにより、求めることができますよね。つまり、重心の位置(X0, Y0)は、次の様に定義されています。

これらの計算をGreenの定理またはDivergenceの定理の式で行う場合、qxとqyを次の様に設定するとX0, Y0が求められます。 X0の計算では、qx=(1/2)x2、qy=0 とします。そして、Y0の計算では、qy=(1/2)y2、qx=0 とします。計算式の離散化については、次のページのJavaScriptを見て理解するか、連絡下さい。