工学部では、基礎力学としてEAS205とEAS206の2つがあります。EAS205が主に静力学(Static)でEAS206が 主に動力学(Dynamic)です。私はこの学期にEAS205を取ることにしました。この科目を取る学生は 毎年400名ほどいました。そこで、学部は毎年3教室分を用意していましたが、有名な教授の教室のみが 満杯で後の2教室はまばらでした。私はこの事情を知らずまばらな教室を選んでしまいました。 この科目で学ぶ内容は、力、応力、せん断力、曲げモーメントがベースになっていたので、私に とってはさほど難しくありませんでした。と言うのも、高校が技術系の学校で静力学についての基礎は 学んでいましたので。下は、授業内容と授業を受ける心構えについてのお知らせ(rules)です。
このrulesには、事情で試験を受けられなくなった場合の再試験実施の条件等が書いてあります。 このようなRulesを書いた紙を配布するには理由が有ります。 とにかくアメリカ人は、試験を受けられなかった言い訳をよくします。試験を受けなかった本当の理由は、 良い結果を残せないことが分かり時間をかせぎたいために、言い訳をして後で試験を受けようという魂胆 なのです。教授はそのような言い訳を聞きたくないために事前にこのようなRulesを学生に配ります。 また、彼らは試験のときよくカンニング(cheating)をします。現行犯逮捕してもカンニングしたという 立証はアメリカ社会ではとても難しいと聞きました。立証するには、ビデオ撮影しないとだめとのことです。 ですから、試験に時間的余裕のない内容が出題されます。そうすれば、誰が優秀な学生で誰がそうで ないかを見分けられますからね。
秋の学期が始まる前には、いつものように学生証が配布されます。今回からは、年号の入っていないカード に切り替わりました。以下がそのカードです。
学期が半分ほど過ぎると、これもいつものように下に示す授業料の請求書がきます。
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