Fluid Dynamics
Coupled with Heat Equation-9

■解析例 その4■
これまでは、小さな容器での水の動きでしたが、今度は、縦x横=50cmx50cm の正方形を考慮してみます。境界からの拘束の影響が少なくなりますので、より自然に近い状態の流れが得られそうです。

この解析でも、定数の粘性係数と熱伝達係数を使います。つまり、NSTEQ8DD.FORを使っています。
左側面は摂氏0度に、右側面は8度になっています。詳細は、入力データ作成プログラムSET4NST5NEW.FORを参考にして下さい。下にt=3600secでの解析結果を示します。

図は、上が要素分割(30x30)、左下がt=3600secでのStreamfunctionと右下が温度分布です。Streamfunctionは、領域の中央付近で、上から下へ向かって、蛇行の大きさが次第に激しくなってきています。今までの例題と大きく異なる状況として、温度分布があります。両側面に大きい温度勾配が発生しています。計算は、3600secで打ち切りましたが、もっと実行を続けると、興味ある結果が得られると思います。

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