■計算領域と境界の要素分割■
計算では、厳密解に近づけるために、領域の大きさをx方向に長くとります。すると、領域の左側面の流れ関数が、ψ(x,y)=Uy になるはずです。以下に、計算に用いる領域と境界条件を示します。
この例題では、上の領域の境界を8要素(下図を参照)、28要素、56要素に分割して、流れ関数ψ(x,y)と流速u(x,y)とv(x,y) を計算します。解析に使うBEM8QUDQ.FOR は、Potential 問題を解く様に書かれていますので、このプログラムで流れ関数を解くと、流速に不適切な符号が付いてきます。そのときは、符号を無視してください。また、ほぼ楕円回りでは、壁に対し接線方向の流速が、計算されます。
入力データファイルBEM2.DAT と 出力ファイルSOLUTION.BEM を下に示します。クリックすれば、ファイルの内容が表示されます。
計算結果を覗くとき、まず、Free term C(ξ) の値を見て下さい。値が0.5だと、節点での内角は、180度、そして、0.25だと90度です。また、この C(ξ) の値は、数値積分の計算精度の評価にも使えます。
BACK | NEXT |
---|
Menu | Linear | Corner | Mixedform | Parabolic | Example |