Parametric Representation of Boundary Elements in 2Dim
Numerical Examples-7

つまり、上流からやって来た流体の上半分は、ψ(x,y)=0 と ψ(x,y)=Ud の間を流れることになります。そして、領域内では、渦が発生しないという条件を流体に与えると、L(ψ(x,y))=0 が成り立ちます。つまり、Laplace 式を下の境界条件で解析すると、領域内の流速分布が得られることになります。 図中の v は、y軸方向の流速を意味します。

上図の左側面(-x面) の境界条件として、∂ψ/∂n=0 を与えていますが、代わりにψ=Uy を与えることができます。結果に多少の違いは有りますが、∂ψ/∂n=0 の方がψ=Uy に比べ、corner 問題を起こさないので良い結果が期待できます。左側面のψ=Uy については、計算結果で確認することにします。

数値解析を行う前に、ψ(x,y)=0 になる線を決めておく必要があります。つまり、ほぼ楕円柱のxとyの座標値です。この線を得る最も最適な方法として、Newton-Raphson 法があります。 ここでは、U=1, d=10, q=20, a=5 を用いて計算してみました。結果は、下表にまとめてあります。

x座標y座標 x座標y座標
-7.1717450.-4.53.504899
-7.01.02191-4.03.70818
-6.81.48934-3.53.87289
-6.61.82731-3.04.005888
-6.42.09983-2.54.11208
-6.22.33031-2.04.194759
-6.02.53017-1.54.256721
-5.82.70681-1.04.299732
-5.62.86473-0.54.325062
-5.43.00690 0.04.333239
-5.23.13584

Stagnation point である、(-7.171745,0.) の点は、u(x,y)=∂ψ/∂y=0 より計算しました。

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