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話を大学へ戻します。私は、英語学校に一年滞在した後、SUNY at Buffaloへ入学しました。入学当初は、語学にあまり関係の無い数学、物理、力学を中心に受講しました。物理の授業では、外国人の講師が多くアメリカ人の学生から”言ってる内容が分からない”といった苦情をよく耳にしました。私は、気になりませんでしたが。

日本の大学はどうか知りませんが、アメリカの大学では授業中に眠る学生は1人もいませんでした。私は高校時代、授業中によく居眠りしましたが、アメリカの授業では”眠たい”と思ったことは1度も有りませんでした。多分、貴方も留学すると居眠りしなくなりますよ。アメリカ人は、居眠りしない代わりに、よく御喋りをします。私には深刻な問題でした。なにせ、授業内容が分からなくなってしまいますからね。

アメリカ滞在の最初の2年間は、この大学ので過ごしました。寮といっても、ほぼ無管理状態で、男女混合でした。食事は、大学のカフェテリア(1学期分前払い)で食べていました。支払った金額のわりに、料理は非常に不味く、デザートと朝食が非常に甘いのには驚いた記憶があります。たまに、デザートにSundaeが出る時があります。そんときは、行列が出来ていました。私は、甘党ですが、あれほど甘いのは、ごめんです。と言う理由で、段々カフェテリアで食事をとらなくなり、自炊が多くなってきました。

アメリカの大学内には、勉強する場所は沢山あります。しかし、それらの場所でよく見かける人は、留学生が主でした。また、勉強の一貫で、昼も夜も学生が ”たむろ”している場所があります。それは、Computer Center です。今はPCが易く買えるようになり、家でRemote Loginが簡単に出来る様になりましたが、当時、TerminalがCenter周辺やRemote Siteに設置してありました。様々な人々がTerminalに群がっていたため、Computer Center はZooと呼ばれていました。とにかく、Computer(今で言うSuper Computer) は、いつでも自由に使えました。

この大学は、Semester制をとっています。つまり、1年にSpringとFall学期の2つが有ります。1学期は、約14週間です。この2つの学期以外に、12週間の夏休みに実施されるSummer Sessionがあります。1学期分の単位をとることが出来ます。私は、夏に8単位とっていました。通常の学期では、16単位とっていました。人によっては、1学期に19-21単位とり、2年で卒業した者もいました。

生活にかかる費用は、$1.=300円を考えると高額でした。しかし、授業料は、日本の大学と比較すると安かったように記憶しています。 この高額出費を軽減するために、私は週末や夏休期間中にアルバイトとして芝刈や皿洗いをしました。だんだん大学になれてくると、教授から仕事を貰うことも出来ます。勿論、様々な人の口添えが必要ですが。私は、それらの方々へこの画面を通じ、感謝いたしたいと思います。
ところでその仕事ですが、私は、Fortranが得意だったので、Programmingの仕事をもらいました。その後は、Teaching Assistant(TA)をもらいました。これを貰うと、授業料が只になり、さらに十分な生活費をくれます。代わりに、週20時間、仕事のために拘束されますが。ということで、私の13年間アメリカ滞在で、最初の3年間は、自腹とアルバイトで生活し、後の10年間はTAとPost Dr.で喰つなぎました。

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