つまり、領域に孔を作りには、前ページの図の右に示す様に、まず、外の楕円(S0) を半時計方向に積分します。次に、孔(S1) を時計方向に積分すれば、OK です。すると、孔は、自動的に出来上がります。孔は、何個あってもOKです。 また、孔のある領域の計算には、これまでに紹介した全てのプログラムが使えます。
■例題: ドーナッツ状の領域■
新しいタイプの計算なので、厳密解が存在している問題を先に解くことにしましょう。MalvernのMechanics に、ドーナッツ状の領域の厳密解がありましたので、使ってみることにしました。
まず、下図をみて下さい。ドーナッツ状の中に閉じ込められている池の水位(変化しない)は、ドーナッツ状の外の水位より、1m 高くなっています。中の水は、ドーナッツ状の confined aquifer を通過し、外へ流れることが出来ます。
このドーナッツ状の境界を2次要素で分割すると、次のページの図の様になります。ドーナッツ状の内側の節点番号のふり方に注意して下さい。入力データは、BEM2.DAT にあります。そして、計算結果は、SOLUTION.BEM を見て下さい。
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