Porosity(n) は、Aquiferの体積に対するAquifer内のすきまの体積の比でした。地下水に関する式では、下に定義してある Void ratio (e) も使われます。

■Specific yield■
前にも説明しましたが、Unconfined aquifer には、water table が存在します。その water table は、周辺環境の変化により、上下します。Specific yield (S_y)とは、water table が、1cm(例えば) 下がった時、water tablの1cm² 当たりに排除される水の量をaquiferの体積(1cm³) で割った値をいいます。下図を参考にして下さい。

もし、1cm³のaquiferの中の水の全てが排除されれば、Specific yield = Porosity になりますが、現実は、

となります。 参考までに、Specific yieldの値を上げれば、0.05から0.20 の範囲になるでしょう。

そして、n-S_y は、"aquiferに残された水/aquiferの体積" を表し、地下水では、Retention と呼ばれています。