■境界条件■
無限点における境界条件は、前に説明した通りです。つまり、無限境界では、何もしないということです。ここでは、構造物の表面の境界条件について説明します。
波は、ソリッド面において、ミラーイメージ的に反射することが知られています。つまり、下式です。
そして、u = uI + uD ですから、次の条件が成り立ちます。
uI(x,y) は、kxの関数ですから、上式の左辺∂uI/∂n は、次の様になります。∂uI/∂y は、ゼロであることに注意して下さい。uIは、yの関数でないからです。
仮に、構造物の境界を線形要素で分割すれば、放線ベクトルは、n=(Δyi-Δxj)/Δs となります。Δsは、要素の長さです。Δy=yi+1-yi です。すると、上式は、下の様になります。
上式をスペルアウトすると、下式の様に書けることになります。
これで、境界条件が出来上がりました。ここで紹介している水面波の解析において、境界条件はNeumann型になります。つまり、Dirichlet型がunknown になります。
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