■Subroutine RECOORD■
Free surface と seepage face の座標計算をおこなっている Subroutine RECOORD について、もう少し詳しく説明します。まずは、 Subroutine RECOORD で使われている主な変数を下に紹介します。
変数名 | Type | 目的/意味 |
---|---|---|
ERRORMAX | 実数 | Free surface の |h(xi)-yi|/Height の最大誤差 |
UPRATE | 実数 | 説明で使ったαにあたいします。節点 A を、上へ移動させるときのαです。 |
DWRATE | 実数 | 説明で使ったαにあたいします。節点 A を、下へ移動させるときのαです。 |
DMAINHT | 実数 | 領域の高さです。説明では、Height としてあります。 |
BV(ITOPELE,3) | 実数 | seepage face の 節点 A のqn です。 |
T | 実数 | T は、2点間を、無次元数の0.0から1.0で表す。 |
Subroutine では、まず、seepage face の 節点 A のqn をチェックします。プログラムでは、qn=BV(ITOPELE,3) です。次に、新しい節点 A の高さY2を計算します。BV(ITOPELE,3) によって、Y2 の計算式が違います。
Seepage face の次は、free surface の座標を計算します。プログラムでは、yi=h(xi) を実行する前に、次の式で誤差を計算します。
計算を継続して行くと、seepage face の高さは、低くなり、節点間の距離が短くなります。計算の精度を上げるには、好都合です。しかし、free surface 上の節点間の距離は、間延びすることになります。すると、seepage face に近いfree surface 上の節点では、h(x) に誤差が多く含まれることになります。これを防ぐために、下式が座標計算に使われています。
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