■Explicit method の安定性■
まず、上の連立方程式をExplicit method用にアレンジすると、下式の様になります。つまり、(?)=(t)ですね。
これを、T2について解くと、下式の様になります。T1とT3は、Dirichlet型境界条件で与えられていますので、ベクトル{q}は不要になりますね。
上式をちょっとアレンジすると、次の様になります。
この式のΔtに、無限大に近い大きな数値を入れたらどうなるか、考えてみて下さい。結果は明らかですね。つまり、T2 = 負の無限大になってしまいます。これでは、だめです。したがって、Explicit method を使う場合には、下の条件を満足していることを確認してから使って下さい。
実際に数値がおかしくなることを、のちほど例題の計算のところで披露します。
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